合格率 / Pass rate
公式公表値。2026年度学科: 1級49.3%(132/268)、2級80.8%(467/578)、3級一般77.9%(310/398)、3級学生85.2%(1,922/2,255)、全体80.9%(2,831/3,499)。2025年度実技: 1級48.1%(77/160)、2級65.5%(309/472)、3級一般70.7%(258/365)、3級学生81.6%(1,476/1,810)、全体75.5%(2,120/2,807)。実技分母は学科免除受検者を含む。
勉強時間 / Study
公式の標準学習時間は非公表。
費用 / Fee
非課税。学科: 1〜3級各6,500円。実技: 1級23,500円、2級16,000円、3級13,000円。
レストランサービス技能士は、接客の知識と実演を認定する国家検定
レストランサービス技能検定は、職業能力開発促進法に基づく技能検定です。厚生労働大臣の指定試験機関である日本ホテル・レストランサービス技能協会(HRS)が1〜3級を実施します。資格を得るには、対象級の学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。1級は厚生労働大臣名、2・3級はHRS会長名の合格証書が交付され、級ごとに「レストランサービス技能士」と称します。HRSの制度説明
2026年度の学科試験は8月6日に実施済みで、合格番号は9月3日に公表されました。実技の申請期間は9月3〜30日で終了し、実技試験は10月下旬から受検地ごとに順次実施予定です。具体的な時刻は受検票で案内され、合格番号の公表日は12月21日です。2026年度の公式公示。10月11日現在、実技試験はまだ始まっていません。現行のHRS公示・手引きに2027年度の日程は掲載されていないため、次回試験日は未確認です。
受検資格は、実務経験とHRS承認課程で分かれる
学科試験の受検資格は、料飲サービスの経験年数だけでなく、取得済みの級や卒業課程でも変わります。次は2026年度の手引きに記載された主なルートです。学校課程は、HRSが承認した規定の料飲サービス課程が対象です。2026年度受検の手引き・2〜4ページ
| 等級 |
学科試験の主な受検資格 |
| 1級 |
料飲サービスの実務経験7年以上、または2級合格後に実務2年以上、3級合格後に実務4年以上。承認校の規定課程卒業後5年以上、または所定の職業訓練修了後5年以上のルートもあります。 |
| 2級 |
実務経験2年以上、3級合格、またはHRS承認の大学校の規定課程を修了。承認された短大・専修学校・専門学校・高校の課程や所定の職業訓練は、修了後の実務経験1年以上が必要なルートです。 |
| 3級 |
実務経験1年以上、HRS承認の規定課程の卒業、または所定の職業訓練修了。指定課程の卒業見込み者も、HRS会長が認める条件で対象になります。 |
パート・アルバイトの勤務は、延べ1,700時間を実務経験1年分に換算します。3級は「学生なら誰でも受けられる」という制度ではなく、承認された学校・課程や卒業見込みなどの条件を確認する必要があります。実技に進むには所定の学科合格も必要です。2026年度の実技受検対象は、2026年度の学科合格者と、2024・2025年度に学科合格し実技に合格していない学科免除対象者です。2026年度の学科のみ合格の場合、HRSは2027・2028年度の学科免除を案内しています。受検資格・免除の詳細・2026年度の実技受検対象
学科は100問、実技は時間内のサービスを審査
学科は全級共通で100問・2時間の真偽式です。合格基準は60点以上ですが、採点は「正答数-誤答数」の減点方式です。実技も100点からの減点方式で60点以上が合格基準です。2026年度受検の手引き・14〜15、20〜21ページ
学科の会場は9地域から申請時に選び、提出後は変更できません。実技も受検地を申請し、具体的な時刻は受検票で通知されます。両段階とも移動を伴う会場試験なので、遠方から受ける場合は受検票に出る場所・時間を確かめてから当日の予定を組みます。2026年度の手引き・実技会場資料
実技時間は1級30分、2級15分、3級9分。客を迎えて注文を受け、料理・飲料を提供し、会話や片付けまで行う、級別の対面サービス課題です。2026年度の公開課題では、1級が外国語を交えたディナーサービス、ワインのデカンタージュ、ローストチキンの切り分け、フランベなどを含みます。2級もディナーサービスを題材に、注文・テーブルセット・飲料や料理の提供を行います。3級は朝食サービスの流れを、案内、注文、飲料・パン・料理の提供、退席対応、テーブルのリセットまで実演します。1級課題・2級課題・3級課題
費用は、学科が全級6,500円、実技が1級23,500円、2級16,000円、3級13,000円(いずれも非課税)です。両方を初めて受検する場合の単純合計は、1級30,000円、2級22,500円、3級19,500円です。HRSの受検料一覧。学科会場は全国9地域から選び、実技は級に合わせて受検地を申請します。実技の会場・時刻は受検票で指定されるため、学科と同じ会場とは限りません。2026年度の会場案内
一人の受検記録が示す、実技練習の個人差
独立した個人記録の一例では、レストラン勤務者が1級の学科合格後、実技に一度落ちた経験を振り返り、個別指導と本番に近い模擬練習を経て合格したと記しています。受検者本人の記録(2025年1月公開)。これは一人の経過で、必要な練習回数の目安ではありません。公式課題自体が、知識問題だけではなく、限られた時間内に所作・道具・会話を組み合わせて行う構成です。学科と実技の準備を分けて考える際の参考例として読めます。
次回日程は、公式発表を待つ
HRSは、技能検定の公示と受検申請受付を毎年4月初旬に協会ホームページへ掲載すると案内しています。2026年度受検の手引き・表紙。2026年10月11日現在、HRS公式ページで確認できるのは2026年度の実施案内で、2027年度の日程は見つかりませんでした。次回を検討する場合は、日程や受検資格を過去年度から推測せず、HRSの新しい公示を確認してください。HRS技能検定公示
なお、2026年度に学科だけ合格し実技が不合格だった人は、2027・2028年度の学科が免除され、実技から受検できます。次年度の日程が未発表でも、学科合格の有効期間は現行手引きで案内されています。2026年度公示
(2026年10月11日確認)