合格率 / Pass rate
2025年度・3分野合計:1級42.9%/2級69.6%/3級84.1%/Basic72.7%(Basicは2分野)
勉強時間 / Study
公式の学習時間目安は公表なし。分野・級・Office経験で準備範囲が異なる
費用 / Fee
1級11,000円・2級7,700円・3級5,500円。Basic4,400円(文書作成・データ活用のみ、税込)
日商PC検定試験は、「文書作成」「データ活用」「プレゼン資料作成」の3分野から、仕事で使うソフトや目的に合わせて選ぶ検定だ。Wordで社内外へ伝える文書、Excelで行う集計や分析、PowerPointで作る説明資料は、どれもパソコンを使う仕事でも問われる力が違う。試験を選ぶときは、まず作りたい成果物から分野を決めたい。日本商工会議所の案内も各分野を別々の検定として紹介している。
Word・Excel・PowerPointのどれを使うか
| 分野 |
主なソフト |
確かめる力 |
| 文書作成 |
Word |
ビジネス文書、報告書、議事録などの作成 |
| データ活用 |
Excel |
業務データの整理・集計・分析、表やグラフの作成 |
| プレゼン資料作成 |
PowerPoint |
伝える目的に沿ったスライドの作成 |
日商PCは受験資格に制限がなく、どの分野からでも申し込める。三分野は受験後に自動でまとめて認定されるのではなく、それぞれ個別の試験と合格証だ。級も試験の範囲が異なるので、文書作成の合格がExcelやPowerPointの技能を証明するとは考えない。文書作成、データ活用、プレゼン資料作成で分野ごとの内容を確かめられる。
Basicから1級まで
| 級 |
目安となる仕事の力 |
試験の構成 |
| Basic(基礎級) |
Word・Excelの基本操作 |
実技のみ30分。70点以上 |
| 3級 |
雛形・既存データを使った正確な作成 |
知識15分+実技30分。両科目70%以上 |
| 2級 |
情報を整理・分析し、状況に合う資料を作成 |
知識15分+実技40分。両科目70%以上 |
| 1級 |
課題に応じた文書・分析資料・プレゼンを自ら構成 |
知識30分+実技60分の連続90分。両科目70%以上 |
Basicは文書作成とデータ活用にあり、プレゼン資料作成には設けられていない。受験料は、三分野の級ページをそれぞれ確認すると次のとおりだった。金額は各分野で同じ級なら共通だが、プレゼン資料作成にBasicはない。
| 分野 |
Basic |
3級 |
2級 |
1級 |
| 文書作成 |
4,400円 |
5,500円 |
7,700円 |
11,000円 |
| データ活用 |
4,400円 |
5,500円 |
7,700円 |
11,000円 |
| プレゼン資料作成 |
実施なし |
5,500円 |
7,700円 |
11,000円 |
いずれも税込。Basicを選ぶときは、受ける分野を先に確認したい。
2026年は級別に知識科目の更新がある
2026年2月2日から、2級・3級の知識科目(共通分野)に、生成AIの適切な活用方法と利用時の注意などが加わった。変更は三分野の2・3級に共通する知識科目に適用される。Basicは知識科目がなく、対象外だ。2・3級の適用開始告知には開始日と新旧対照表がある。
1級にも別の更新があり、2026年度10月以降の知識科目(共通分野)は参考サイトが更新されている。2・3級のAI出題変更と混ぜず、1級を受ける人は1級の2026年度更新を別に見る。
2・3級とBasicは各ネット試験会場が実施日時を決める。2026年度カレンダーには月の第3金曜日を共通試験日として設ける案内もあるが、実際の申込先と開催の有無は希望する会場に確認する。1級は2026年10月4日、2027年2月21日の日程が掲載されているものの、会場ごとに施行の有無が決まり、試験会場はおよそ1か月前に案内される。全国どの会場でも同じ日に受験できるとは限らない。2026年度の日程カレンダーで区分と会場案内を確かめたい。
2025年度の合格率は3分野の合算
| 級 |
受験者 |
合格者 |
合格率 |
| 1級 |
35人 |
15人 |
42.9% |
| 2級 |
5,648人 |
3,933人 |
69.6% |
| 3級 |
15,951人 |
13,415人 |
84.1% |
| Basic |
1,676人 |
1,218人 |
72.7% |
日本商工会議所が公表した2025年度の数値で、文書作成・データ活用・プレゼン資料作成の合算。Basicだけは文書作成とデータ活用の2分野が対象で、分野ごとの合格率は掲載されていない。2025年度の受験者・合格者数を級と分野の範囲つきで読む必要がある。
個人の例として、2024年の文書作成3級受験者は、教材に沿ってWordを操作し、模擬問題を使って約2週間準備したと記している。合格レポートは一人の文書作成3級の経験で、ほかの分野や級の標準学習期間を示すものではない。別のPC技能検定も比較するなら、P検の案内も参考になる。
確認した資料
確認日:2026年9月27日。分野・級・受験条件・料金は日本商工会議所の分野別ページ、出題範囲の変更は2026年1月・7月の告知、合格率は2025年度統計で確認した。個人の合格記録は文書作成3級の一例として参照した。