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整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー
生活・美容難易度: ★★☆☆☆更新日: 2026年4月7日
合格率: 約90%以上(2級)/ 約70〜80%(1級1次)/ 約80〜90%(1級2次)
勉強時間: 約10〜50時間(2級)/ 約50〜100時間(1級)
受験料: 講座受講費27,500円〜(2級)/ 14,300円(1級1次)/ 23,100円(1級2次)

整理収納アドバイザーを受けようと思ったら

「片づけが苦手」「何度収納を整えても散らかる」——その悩みを持つ人は少なくない。整理収納アドバイザーは、こうした整理・収納の問題を体系的に解決するアドバイザーを認定する民間資格です。一般社団法人ハウスキーピング協会が2003年に創設し、現在は日本を代表する片づけ系資格のひとつに成長しました。

「断捨離」「こんまり(KonMari)」といった片づけブームの追い風もあり、整理収納アドバイザーの知名度は一般層にも広がっています。個人宅から企業のオフィス整理まで活用範囲は広く、整理収納を専門サービスとして独立開業する方も増えています。

資格は2級・1級の2段階構成です。2級は主に講座受講と確認テストで取得でき、1級は別途試験が必要になります。受験資格は2級が制限なし、1級1次は2級取得後、1級2次は1次合格後です。

知っておきたい試験のルール

2級:研修受講型

2級は「試験」ではなく「研修受講型」の資格です。1日講座(対面またはオンライン)を受講し、確認テストで100点中70点以上を取得するだけで認定されます。受講料は27,500円前後(税込)。

講座では整理の考え方・収納の基本・実践的な片づけの進め方を学びます。確認テストは講座内容が理解できていれば十分にクリアできます。

1級1次試験:筆記

項目 内容
出題形式 マークシート(60分)またはCBT(60分)
合格基準 100点満点中70点以上
受験料 14,300円(税込)/ CBT:18,700円(税込)

1級テキスト・2級テキストの両方から出題されます。用語の微妙な違いを問う「引っかけ問題」が含まれるため、テキストの隅々まで理解することが重要です。

1級2次試験:実践審査

項目 内容
形式 面談+ファシリテイト体験報告書の提出
受験料 23,100円(税込)※2025年9月1日申込より改定
合格基準 面談・体験報告書の総合評価

実際に整理収納のサポートを行い、体験報告書にまとめて提出します。アドバイザーとして顧客と関わる実践力が審査されます。

独学 vs スクール — 学習スタイルの選び方

段階 期間の目安 ポイント
2級 1日(講座受講のみ) 講座内容を理解すれば確認テストはほぼ通過可能
1級1次 2〜4週間(テキスト精読) 引っかけ問題に注意。テキストの細部まで読む
1級2次 3〜6ヶ月(実践経験を積みながら) 実際に整理収納サポートを行って体験報告書を準備

1級2次に向けては、実際にサポートを経験することが必須です。身近な人(家族・友人)の家の整理を手伝いながら記録をつけると、自然と体験報告書の内容が充実していきます。

独学(テキスト+自主学習)でも1次試験は対応できますが、添削サポートや仲間との実践練習があるスクールや通信講座を利用すると、2次試験の準備が格段にスムーズになります。

おすすめ教材:

  • 「整理収納アドバイザー2級認定テキスト」(ハウスキーピング協会)— 2級講座の教材。整理の考え方・収納の基本が体系的にまとまっている
  • 「整理収納アドバイザー1級テキスト」(ハウスキーピング協会)— 1次試験の出題元。これを繰り返し読み込むのが最短ルート
  • ユーキャン 整理収納アドバイザー講座 — 2級・準1級をまとめて取得できる通信講座。費用と学習ペースのバランスが取りやすい

つまずきポイントと対策

試験 合格率 注意点
2級(確認テスト) 約90%以上 講座内容を理解していればほぼ確実に合格
1級1次試験 約70〜80% 引っかけ問題に注意。テキストの細部の理解が必要
1級2次試験 約80〜90% 実践経験と体験報告書の質が重視される

「整理収納アドバイザーはハードルが低い」と言われることもありますが、1級取得となると体系的な学習と実践経験の両方が必要です。

特につまずきやすいのが1次試験の「引っかけ問題」。「整理」と「収納」の定義の違い、「整頓」と「収納」の違いなど、一見似た用語の正確な区別が問われます。テキストを「なんとなく読む」のではなく、用語の定義を一つひとつ確認しながら読む姿勢が重要です。

2次試験では「体験報告書の質」が合否を分けます。「やりました」の記録ではなく、「クライアントの課題を分析し、どんな提案をし、どう変わったか」というプロセスとアウトカムの記述が求められます。

資格を活かす具体的なシーン

活用場面 具体的な使い方
整理収納コンサルタントとして独立 個人宅・企業オフィスの整理収納サポートをビジネスに
ハウスキーピング・家事代行業 掃除・片づけに加えて収納提案ができる付加価値を提供
不動産・住宅メーカー モデルルームの収納提案や入居後のサポートに活用
引越し業・リフォーム会社 「整理から始める」サービスの質向上に
個人の生活改善 自宅の片づけを体系的に進め、快適な空間を自分で作る

関連資格:

  • ライフオーガナイザー(日本ライフオーガナイザー協会): 収納関連の代表的な関連資格。「思考の整理」から始めるアプローチが特徴
  • 福祉住環境コーディネーター: 高齢者向け住環境整備の資格。整理収納と親和性が高い
  • インテリアコーディネーター: 住空間全体のデザイン提案資格
  • 収納検定(日本収納検定協会): 住宅収納の設計・計画に特化した別系統の資格
整理収納片づけライフオーガナイズインテリア