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インテリアコーディネーター資格試験

インテリアコーディネーター資格試験
生活・美容難易度: ★★★☆☆更新日: 2026年4月2日
合格率: 約34%(一次試験)/ 約20%(最終合格)
勉強時間: 約150〜300時間
受験料: 14,850円(一次・二次セット)/ 11,550円(一次のみ)

インテリアコーディネーターってどんな資格?

インテリアコーディネーターを目指している人からよく聞かれるんですよね、「この資格、本当に難しいの?」って。正直に言うと——難しいです。でも、やり方次第で独学でも一次試験は突破できます。

公益社団法人インテリア産業協会が1983年に創設したこの資格、インテリア業界では唯一の公的資格として長く定着しています。住宅を購入・リフォームする施主の要望を聞き、家具・照明・カーテン・床材・壁材などの選定から空間全体のコーディネートまでをトータルで手がけるのが仕事です。

ハウスメーカー・工務店・インテリアメーカー・百貨店・不動産会社など、活躍フィールドは広い。資格保有者であることが採用条件になっているケースも多く、インテリアを仕事にしたいなら避けては通れない試験だと思っておいてください。

試験は年1回(秋)実施。一次試験(CBT)と二次試験(記述・プレゼンテーション)の2段階構成で、一次試験の合格率は34%前後、最終合格率は20〜25%というのが現実です。

何を学ぶ?試験の中身

一次試験(CBT方式)

項目 内容
出題形式 択一式(CBT)
試験時間 120分
試験期間 9〜10月(期間内に希望日時を選択)
受験料 11,550円(一次のみ)

出題範囲が広いのが一次試験の特徴です。インテリア計画(様式と歴史)、インテリアエレメント(家具・照明・カーテン等の種類と選び方)、インテリア設計(寸法計画・バリアフリー対応)、住宅の構造・設備・関連法規、そして色彩・造形まで幅広く問われます。

ここがポイントで——特に「インテリアの様式」はしっかり覚えておくことをおすすめします。バロック、ルネサンス、コロニアル、スカンジナビアン……各様式の特徴と代表的なデザインを整理しておかないと、問題文でよく出てくる固有名詞に対応できません。

二次試験(記述・プレゼンテーション)

項目 内容
出題形式 論文(記述)+プレゼンテーション(図面・着彩)
試験時間 論文:70分 / プレゼンテーション:140分
試験月 12月

二次試験で戸惑う人が多いのが「手描き図面」なんですよね。CADは使えません。平面図・立面図を手で描いて、さらにマーカーや色鉛筆で着彩する——これを制限時間内でやり切る練習が必要です。実技は「やればできるようになる」分野なので、早めに練習を始めることが大事です。

取得までの道のり

受験資格の制限はなく、年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。前年度の一次試験合格者は、翌年に限り一次免除で二次試験から受験することも可能です。

推奨学習期間 内容
一次試験 3〜6ヶ月
二次試験 2〜3ヶ月(一次合格後から)

一次試験は「公式テキストで全分野を網羅しながら、法規と設備の数値を繰り返し暗記する」が王道。出題範囲が広い分、どの分野も平均点以上を取れるバランス型の学習が有効です。

二次試験は製図の基礎から始めましょう。平面図・立面図の書き方を参考書で学び、まずサンプル図面を模写するところからスタートするのが無理のないアプローチです。着彩(マーカー・色鉛筆)は本番想定の時間内で仕上げる練習を繰り返すことで精度が上がっていきます。

合格率と難易度のリアル

試験 合格率(参考)
一次試験 約30〜40%(2025年度:34.0%)
最終合格(両試験通過) 約20〜25%

率直に言って、独学一本で一次突破する人は多くないです。合格者の多くは、専門学校かスクールで学ぶか、あるいは6ヶ月〜1年をかけてじっくり独学しています。二次試験の製図実技は、誰かに見てもらわないとフォームの矯正が難しいので、スクールの添削講座を活用するのが合格への近道といえます。

「インテリア系の仕事に就いているから有利では?」と聞かれることもありますが、実務経験よりも試験対策の質と量が合否を左右するのが正直なところです。

おすすめの教材・講座

  • 「インテリアコーディネーター ハンドブック」(産調出版)— 一次試験の定番テキスト。出題範囲を体系的にカバー
  • 「インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究」(ハウジングエージェンシー)— 過去問と解説が充実
  • 「インテリアコーディネーター2次試験 予想問題徹底研究」(ハウジングエージェンシー)— 二次試験の図面・論文対策
  • ヒューマンアカデミー・TAC — プレゼン実技の添削指導があり、二次試験対策として信頼できる通信・通学講座

テキスト選びで迷ったら、まず過去問を見てみてください。問題の形式と出題傾向を把握してから教材を選ぶと、「使わない教材を買ってしまった」という失敗が減ります。

この資格を活かすには

インテリアコーディネーターの資格は、取得後に初めて活きてくるというより、「持っていることで仕事の選択肢が広がる」性質の強い資格です。

活躍フィールド 具体例
ハウスメーカー・工務店 施主との打ち合わせでインテリア提案を担当
インテリアメーカー・販売 ショールームでの顧客コーディネート対応
百貨店・家具店 売り場での接客とコーディネート提案
不動産会社 物件のモデルルーム設計・ステージング
独立・フリーランス 個人宅・店舗のインテリア設計請負

関連資格

  • インテリアプランナー: 建築士会が認定する設計寄りの資格。より設計・施工の知識を深めたい場合
  • 二級建築士: インテリアコーディネーターと組み合わせると活躍の幅がさらに広がる
  • リビングスタイリスト: 暮らし全般の提案スキルを認定する資格
  • カラーコーディネーター検定: 色彩の専門知識で提案の質を高められる
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