インテリアコーディネーター資格試験は、公益社団法人インテリア産業協会が実施する、住空間の計画・提案に関する資格試験です。一次試験に合格すれば終わりではなく、原則は一次と二次の両方に合格して資格登録へ進みます。受験する区分によって、同じ年度に二次まで受けるか、一次のみを先に受けるかが変わります。
2026年度は一次CBTが実施中、申込は終了
2026年度の一次試験は9月15日から10月15日まで、希望日時を選ぶCBT方式で行われます。二次試験は12月6日です。申込受付は当初8月31日まででしたが、受付サーバーの障害を受けて9月4日23時59分まで延長されました。9月27日現在、新規申込は終了し、申込済みの人が一次試験を受けている期間です。協会の試験概要と受付期間延長のお知らせで確認できます。
一次試験はインテリア計画、エレメント、構造・設備、関連法規などを問うCBTです。二次試験は筆記式で、インテリア計画の提案をプレゼンテーションと論文で表現します。2026年度から二次試験のプレゼンテーション課題のテーマは11月中旬にマイページで公表予定です。論文テーマは事前公表されません。
受験区分と料金を選ぶ
| 申込区分 |
受ける試験 |
受験料(税込) |
確認したい点 |
| 基本タイプ |
一次・二次 |
14,850円 |
一次に不合格の場合、二次は受験できません。受験料の一部返金もありません |
| 一次試験「先取り」タイプ |
一次のみ |
11,550円 |
一次に合格しても同年度内の二次試験は受けられません |
| 二次試験<一次免除>タイプ |
二次のみ |
11,550円 |
直近3年の一次合格者が対象 |
一次の合格を先に確保する区分は、同じ年度に二次まで受ける区分とは別です。年内に一次・二次の両方を受けたい人は、基本タイプの条件と返金不可を確認してから申し込む必要があります。受験料・方式・申込要領は公式受験概要が正本です。
一次試験だけに合格した人は、翌年度から3年間、二次のみを受けられます。申込時に合否判定通知に記載された一次免除通知番号を入力します。3年の免除期間を過ぎると、一次試験から受け直す必要があります。過去の合格回を使う場合は、現在の申込画面に表示される通知番号の対象年度も照合してください。
最新の公式合格率は2025年度分
2026年度の試験はまだ終了していないため、最新の公式結果は2025年度・第43回です。協会の発表では、一次試験は6,023人が受験し2,049人が合格、合格率は34.0%。二次試験は2,870人が受験し1,623人が合格、合格率は56.6%でした。
一次・二次を通じた資格取得率は25.4%です。この計算の分母は6,387人で、一次・二次を同一年度に受ける基本タイプの一次受験者5,210人と、一次免除で二次を受けた1,177人の合計です。一次と二次の個別合格率とは母数が違うため、「試験全体で25.4%」と単純に読み替えないでください。2025年度試験結果PDFに受験者数と合格者数が掲載されています。
合格者の学習記録は一人の例として読む
2025年度の合格体験記の一つでは、建築系の学習歴がなくインテリア知識もなかったという社会人が、約4か月・合計約150時間の学習で一次と二次に合格したと報告しています。本人は一次を独学し、二次はオンライン講座を利用したと記しています。これはその受験者の経過であり、標準学習時間や、講座を使えば同じ期間で合格できることを示すデータではありません。一次の広い出題範囲と、二次の提案表現を別々に準備した一例として読むのがよいでしょう。受験者の記録
協会は「インテリアコーディネーターハンドブック 統合版」の上巻・下巻を受験者向けに案内しています。2026年6月の告知では、現行の統合版を基礎にした改訂版を2027年1月に発行予定とし、2026年度試験には影響しないと説明しています。つまり、2026年度の試験準備では統合版が現行教材ですが、これから教材を買う人は発行時期と版を確認してください。現在の書名は「「インテリアコーディネーターハンドブック 上(統合版)」」と「「インテリアコーディネーターハンドブック 下(統合版)」」です。
受験前に確認する順序
まず2026年度に申込済みかを確認し、申込済みなら受験票とCBT予約時刻を見ます。2027年度以降の受験を考える人は、協会の次回告知を待ち、申込時に基本タイプ・一次先取り・二次免除のどれに当たるかを判定します。一次合格が3年以内でも、免除番号を入力しなければ二次免除として扱われないため、合否通知を手元に残しておきましょう。
この資格は、実務経験を受験の必須条件にしていません。仕事や学歴で受験資格が変わると誤解せず、現行の試験区分・料金・免除期間を確認してから学習計画を立ててください。公式は合格率を公表していますが、合格率だけでは二次のプレゼンテーション・論文の準備や、自分が受ける区分までは決まりません。
参考文献・出典
情報確認日:2026年9月27日。2026年度は申込終了・一次試験期間中です。受験記の学習時間は個人の報告で、一般的な時間数として扱っていません。