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証券アナリスト(CMA)

証券アナリスト(CMA)
金融・投資難易度: ★★★★☆更新日: 2026年4月2日
合格率: 第1次試験(各科目): 約35〜45% / 第2次試験: 約35〜40%
勉強時間: 約300〜500時間(1次・2次合計)
受験料: 第1次試験通信教育: 約76,100円(3科目セット)

証券アナリスト(CMA) — ビジネスでどう活きるか

証券アナリスト(CMA:Chartered Member of the Securities Analysts Association of Japan)は、公益社団法人日本証券アナリスト協会(SAAJ)が認定する金融のプロフェッショナル資格だ。証券会社・運用会社・銀行のアナリスト・ストラテジスト・ファンドマネージャーを目指すなら、ここがポイントで、この資格が業界内のスタンダードになっている。

実は「CFA(米国版)の日本版」と理解してもらうと、業界でのポジションがわかりやすいんですよね。CFAほどのグローバル認知度はないが、国内の証券・投資業界では「最低限持っておくべき資格」として位置づけられている。

活用場面 具体的な効果
証券会社リサーチ部門 企業調査レポートの作成・アナリスト業務の基礎資格
運用会社 ポートフォリオ運用・ファンド分析のスキル証明
銀行・信託銀行 投資信託販売・資産運用部門でのキャリア構築
保険会社の運用部門 資産運用・ALM分析のバックグラウンドとして活用
フィンテック・IR部門 企業のIR部門・財務部門での数値分析力の証明

受験資格・申込方法

第1次試験は「通信教育課程(eラーニング)の受講修了」が受験要件となる。試験だけ受けることはできない。

受験の流れ:

  1. 日本証券アナリスト協会に入会・受講登録(オンライン)
  2. 第1次試験通信教育(3科目)を受講
  3. 第1次試験3科目全て合格後、第2次試験の受験資格取得

費用の目安:

内容 費用
第1次試験通信教育(3科目セット) 約76,100円
第2次試験受験料 約35,700円
合計(一発合格モデル) 約11〜13万円

第1次試験は年2回(3月・9月)、第2次試験は年1回(6月)実施される。

試験内容と合格基準

第1次試験(3科目)

科目 主な出題内容
証券分析とポートフォリオ・マネジメント 株式評価・債券分析・デリバティブ・ポートフォリオ理論
財務分析 財務諸表分析・収益性・安全性・キャッシュフロー
経済 マクロ経済・金融政策・国際経済

出題形式は択一式(マークシート)。各科目100点満点でおおむね60点以上が合格基準とされている。

第2次試験

  • 論述式(記述式)による筆記試験
  • 株式・債券・デリバティブ・ポートフォリオ・財務の総合問題
  • 「なぜその評価になるか」を文章で説明できる応用力が問われる

ここがポイントで、第2次試験は「知識の暗記」ではなく「実務での判断力」を測っている。過去問を解いて「書き方の型」を身につけることが合格の鍵だ。

難易度と学習プラン

区分 合格率の目安
第1次試験(各科目) 約35〜45%
第2次試験 約35〜40%

第1次試験の3科目を全て合格するまでに1〜3年かかる人も多い。1科目ずつ受験できるので、働きながらでも計画的に進めやすい設計になっている。

社会人向けスケジュール例

目標 学習期間 1日の学習量
第1次試験 1科目目(証券分析) 3〜4ヶ月 1〜2時間
第1次試験 2・3科目目 2〜3ヶ月/科目 1〜1.5時間
第2次試験 3〜6ヶ月 1.5〜2時間

学習ステップ

  1. 通信教育のテキストを1周: 受講テキストが公式教材。全科目の体系的な理解の土台を作る
  2. 過去問中心の演習: 協会が公式に提供する過去問集を活用。出題傾向が安定している
  3. 苦手科目の重点対策: 特に「証券分析」は計算問題が多く、練習量が直接結果に反映される
  4. 第2次試験対策: 協会公式の過去問の模範解答を読み込み、「書き方の型」を習得

テキスト・通信講座の選び方

  • 日本証券アナリスト協会 公式通信教育テキスト: 受講時に提供される。試験範囲を完全カバーしており、これが最重要教材
  • TAC・AFPASなどの専門学校テキスト: 苦手分野を補強したい場合に補助的に活用
  • 証券アナリスト試験 過去問集(TAC出版等): 市販の問題集も豊富

実は、通信教育の受講費が高い分、市販教材は最小限で済む構造になっているんですよね。テキストをしっかり読み込んだ上で過去問演習に集中するのが最短ルートだ。

キャリアへのインパクトと次のステップ

証券アナリスト資格の取得者は、金融機関での「分析・運用系のキャリア」を歩む際の基礎的な資格として評価される。特に証券会社・投信会社・銀行信託部門への転職・異動において、資格の有無が書類選考に影響するケースが多い。

次のステップ

  • CFA(米国証券アナリスト): グローバルにキャリアを展開したい場合の上位資格
  • CAIA(オルタナティブ投資アナリスト): PE・ヘッジファンド・インフラ投資に特化
  • FRM(金融リスクマネージャー): リスク管理専門職へのキャリアシフト
  • 中小企業診断士: ビジネス全般への視野を広げたい場合の選択肢
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