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CFP認定者

CFP認定者
金融・投資難易度: ★★★★☆更新日: 2026年4月11日
合格率: 約30〜50%(科目別)
勉強時間: 約600〜1,000時間
受験料: 各科目5,500円(合計6科目33,000円)

CFP(Certified Financial Planner)は世界27カ国・地域で認定されているFPの国際資格で、日本ではFPSB Japan(日本FP協会)が認定している。FP1級よりも上があることを意外と知らない人が多い。CFP認定者は「ファイナンシャルプランナー」を名乗って個人向けの資産設計コンサルティングを行える正式な資格者であり、保険会社・銀行・証券会社・独立系FP事務所で資格手当・評価が設定されているケースが多い。

CFP/Certified Financial Plannerの全体像を3分で掴む

CFPは試験合格だけでなく実務経験の証明が認定の必須要件。FP2級(AFP)からスタートして、段階的に進む仕組みになっている。

ステップ 内容
① AFP認定 FP2級技能士取得 → AFP認定研修修了 → 日本FP協会入会
② CFP試験合格 6科目すべてに合格(科目合格制・一度に全科目不要)
③ 実務経験証明 3年以上のFP実務経験を認定申請時に証明

試験は**年2回(6月・11月)**実施。各科目の試験形式は四肢択一50問(試験時間120分)。合格点は各回で異なる(相対評価)。

Step 1: 受験資格と申込の流れ

CFP受験にはAFP認定が前提条件。AFPを持っていない人はまず以下のルートを進む必要がある。

  1. FP2級技能士を取得(または日本FP協会認定研修を修了)
  2. AFP認定研修を修了(認定教育機関の研修)
  3. 日本FP協会に入会(年会費あり)

AFPを取得した後、日本FP協会のCFP資格審査試験に申込できる。6科目は一度に受ける必要はなく、科目ごとに分けて受験可能(科目合格制)。科目合格は無期限有効のため、働きながらでも計画的に進められる。

Step 2: 出題範囲と攻略の急所

科目 内容 難易度
金融資産運用設計 株式・債券・投資信託・デリバティブ・金融市場
タックスプランニング 所得税・法人税の仕組みと節税
相続・事業承継設計 相続税・贈与税・事業承継の手法 中〜高
ライフリスクと保険 生命保険・損害保険・医療保険の設計・分析
不動産運用設計 不動産の取得・運用・売却・税金
ライフプランニング・リタイアメントプランニング キャッシュフロー表・老後設計・年金

攻略の急所: 計算問題は「暗算で解こうとしない」こと。電卓持ち込みが許可されており、スピードより正確さが問われる。特にキャッシュフロー計算・税額計算は計算手順を体系化して練習すること。

計算量が多い「金融資産運用設計」と「タックスプランニング」を先に攻略するのが定石。1科目あたり100〜150時間が目安で、試験半年前から本格的に着手するとよい。

推奨教材:

  • 日本FP協会公式テキスト: 試験範囲の基準。必ず入手すること
  • CFP試験問題集(日本FP協会): 過去問が科目別に整理されている
  • 「CFP完全攻略テキスト」(TAC出版、きんざい): 科目別の解説が詳しい
  • TAC CFP講座: 科目別・通学・通信対応

Step 3: 試験当日の注意点と合格後の手続き

CFP試験は科目別の合格率が**30〜50%**程度。全6科目を一発合格する受験者はほとんどおらず、多くは2〜3回の受験で全科目を揃える。

試験当日の注意点:

  • 電卓持参必須(金融電卓・関数電卓可)
  • 試験時間は120分。時間配分を事前に練習しておく
  • 相対評価のため合格点は毎回変動。難易度が高い回でも合格者が一定数出る

合格後の認定手続き:

  1. 6科目すべての合格を確認
  2. 3年以上のFP実務経験を証明する書類を準備
  3. 日本FP協会にCFP認定申請を提出
  4. 認定後は2年ごとの継続教育(CE)単位の取得が義務

なお、CFP認定者はFP技能士1級の学科試験が免除されるなど、実質的に最上位に位置づけられている。

合格者が語るリアルな難易度

CFPはFP2級の「発展版」と言われるが、体感的な難易度の差は大きい。FP2級を80点以上で合格した人でも、CFPでつまずくケースが多い。

金融機関の業務で税務や保険を扱っている人は、業務知識が直接生きる科目(タックス・保険)は比較的取りやすい一方、不動産や相続は独学での習得に時間がかかる。自分の業務領域以外を早めに手をつけるのが全科目合格の鍵だ。

CFPで広がるキャリア

  • 独立FPとしての活動: 個人向けの資産設計コンサルティングを行える正式な資格者
  • 金融機関での資格手当: 月額5,000〜30,000円程度(会社による)
  • 担当顧客の拡大: 高資産顧客向けの担当者資格として機能

次のステップ

  • 相続診断士: 相続領域の専門家資格との組み合わせ
  • 証券アナリスト(CMA): 投資分析の日本語資格
  • 税理士: 税務領域の専門資格との相乗効果
  • 1級FP技能士: CFP認定者は学科試験免除で受験可能
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