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スパイス&ハーブ検定

スパイス&ハーブ検定
食・料理難易度: ★★☆☆☆(3級)〜★★★★☆(1級)更新日: 2026年4月3日
合格率: 非公開(3級は正答率80%で合格)
勉強時間: 約20〜40時間(3級)/ 約60〜120時間(2級)
受験料: 4,900円(3級)/ 8,800円(2・3級併願)

スパイス&ハーブ検定ってどんな資格?

カレーを作るとき、「クミンとコリアンダーって何が違うの?」と思いながらスパイスを入れている人は多いのではないか。その「なんとなく使っている」という感覚に、体系的な知識の地図を与えてくれるのがスパイス&ハーブ検定だ。

公益財団法人山崎香辛料振興財団が主催するこの検定は、スパイスとハーブの種類・使い方・歴史・健康効果・料理への活かし方を包括的に学ぶ試験として設計されている。料理好きや食文化に関心のある層を中心に受験者が増えており、特に「カレーを本格的に作りたい」「ハーブガーデンを始めた」という動機で受ける人が多い。

興味深い点は、スパイスの歴史が世界史と深く絡み合っていることだ。コロンブスのアメリカ到達も、バスコ・ダ・ガマのインド航路開拓も、根底には香辛料をめぐる経済的な欲望があった。そのレイヤーを知るだけで、スパイスへの見方が変わる。

3級・2級・1級の3段階があり、3級はオンライン(CBT方式)で随時受検できる。

何を学ぶ?試験の中身

各級の概要

形式 問題数 時間 受験料 合格基準
3級 CBT(オンライン)択一式 50問 50分 4,900円 正答率80%以上
2級 マークシート+単語記述 60〜70問 70分 4,900円(差額) / 8,800円(2・3級併願)
1級 論述あり 2級合格後に案内

主な出題分野(3〜2級)

分野 内容
スパイス・ハーブの種類 コリアンダー・クミン・ターメリック・カルダモン・クローブ・シナモン・ペッパー・バジル・タイム・ローズマリー等の特徴と風味
産地と歴史 主要スパイスの産地(インド・東南アジア・地中海沿岸)、香辛料貿易の歴史
料理への活用法 スパイスのブレンド(カレーパウダー・ガラムマサラ等)、調理法別の使い方
健康・アロマ効果 消化促進・抗酸化・殺菌作用など主要成分の働き
保存と品質管理 適切な保存方法、挽きたてと既製品の風味の違い
世界の料理とスパイス インド料理・タイ料理・地中海料理・モロッコ料理の特徴的なスパイス使い

頻出スパイス早見表

スパイス 覚えるポイント
ペッパー(胡椒) 世界で最も使われるスパイス。黒・白・赤の違いは加工法の差
ターメリック(鬱金) カレーの黄色の原料。クルクミン成分・抗酸化作用
シナモン(肉桂) セイロンシナモン vs カシアの違い。甘みと辛みが共存する香り
クミン エジプト・インド料理に多用。独特の土っぽい香り。消化促進効果
バジル スイートバジル・タイバジルの違い。トマトとの相性が抜群
タイム 抗菌・防腐効果が高い。ブーケガルニの定番素材

取得までの道のり

受験資格

3〜2級: 年齢・職業不問。誰でも受検可能。 1級: 2級合格者のみ。

受検方法

  • 3級(CBT): 年間を通じて随時受検。全国のCBT試験センターで受検
  • 2級: 年複数回、特定日程での実施
  • 最新日程は山崎香辛料振興財団の公式サイトで確認

2・3級を同時受検(8,800円)すると割安。2級の学習で3級の範囲も自然にカバーできる。

学習スケジュール

推奨学習期間
3級 2〜4週間(1日30分〜1時間)
2級 1〜2ヶ月

学習の進め方

  1. 公式テキスト・問題集を軸にする: 50問択一の3級はテキストを丁寧に読むだけでほぼ合格ラインに届く
  2. スパイスをグループで分類して覚える: 「温かみのあるスパイス(シナモン・クローブ・ナツメグ)」「清涼感のあるハーブ(ミント・バジル・タイム)」「個性的な風味(クミン・コリアンダー)」といったカテゴリで整理すると覚えやすい
  3. 実際に買って使う: 実際に香りをかぎ、料理に使うことで「この香りがこの名前」という知識が身体に刻まれる
  4. 産地を地図と結びつける: コショウ(インド・マラバル海岸)、バニラ(マダガスカル)、シナモン(スリランカ)のように産地と地理をセットで覚える
  5. カレーパウダーのレシピを暗記する: ターメリック・クミン・コリアンダー・カルダモンの組み合わせは頻出。ガラムマサラを自作すると記憶が定着する

合格率と難易度のリアル

難易度 コメント
3級 ★★☆☆☆ 公式テキストと問題集で対応可。合格基準80%は高めだが、問題はオーソドックス
2級 ★★★☆☆ 記述式あり。産地・健康効果の詳細まで必要。2割程度の上積みが求められる
1級 ★★★★☆ 論述あり。スパイス・ハーブの深い知識と応用力が必要。1級は高難度

3級の合格基準は80%と高めに設定されているが、問題自体はテキストの内容から素直に出題されるため、しっかり読めば対応できる水準だ。

おすすめの教材・講座

  • 「スパイス&ハーブ検定公式テキスト」(山崎香辛料振興財団): 試験範囲の基本教材。まずここから
  • 「スパイス&ハーブ検定問題集」(山崎香辛料振興財団): 模擬問題・過去問で演習できる公式問題集
  • 各出版社のスパイス図鑑: 写真付きで視覚的に覚えやすく、テキスト補完として有効
  • SB食品・ギャバン等の公式サイト: 各スパイスの特徴・使い方の参考情報が豊富

この資格を活かすには

活躍の場面

  • 料理の幅を広げる: 「なんとなく使っていたスパイス」が「理由を持って使えるスパイス」に変わる。カレー・エスニック料理の完成度が上がる
  • 食文化の語り手: スパイスの歴史や産地の話は、食卓やカルチャー系のコンテンツとして価値がある
  • ハーブガーデン・アロマとの連携: ハーブの栽培・アロマテラピーへの理解と組み合わせて、植物の活用知識を深める
  • 飲食業・カフェ: スパイスを用いたドリンク・料理提案の裏付けとして

関連資格

  • ハーブ検定(日本ハーブソサエティー): ハーブに特化した検定。スパイス&ハーブ検定とは別団体
  • アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会): ハーブのアロマ成分と通じる精油・植物香料の知識
  • 食生活アドバイザー: 食全般の栄養・文化・生活知識を証明する資格
  • 野菜ソムリエ: 野菜・果物の知識を幅広く学ぶ資格。食文化の観点で共通する部分が多い
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